仕事内容
意欲があれば何でもやってもらい、むしろ覚えてもらいたいです。
私共のやり方としては、仕事の幅は広いに越したことがないと考えていますので、積極的に仕事を教えていく方だと思います。
掃除、メニュー作成、開店準備、注文を受け、ドリンク作り、配膳、会計、食器洗いなどが、最初にバイトに覚えてもらう仕事ですが、飲食店に関心がある方は調理を含め飲食業全般の仕事にも関心があると思います。
これまでのバイトの方たちには、調理面では簡単な調理や仕込みから始まり、揚げ物、焼き物など経験やコツが必要なものをやってもらっている人もいますし、いつか綺麗に刺身を切って盛り付けを安心して任せれるバイトが出てきたらいいなあと楽しみにしています。
飲み屋の仕事は腹よりも心を満たす仕事だと思います
ただ、私たち居酒屋という仕事は接客業の一つであり、お客さんをもてなすというのは重要な仕事であり、同時におろそかにされがちな仕事でもあります。我々の店にはすべてカウンター席があり、一人のお客さんも多いです。一人客のお客さんを楽しませれる仕事は、自ずと複数客のお客さんへの気配りもできると考えております。おいしい料理を提供するというのは、おいしさを倍増させるようなサービスもあって、我々の仕事になっていると思います。お客さんが楽しい時間を過ごして、笑顔で帰っていく姿を見送ることができたら、私たちは「なかなかいい仕事ができたな」と思えるのだと思います。
料理は勉強の連続。教える側も常に進化し続けていま
とはいえ、料理は我々飲食店の当たり前に最大の商品です。お客さんの飲食店に足を運ぶ最大の動機がおいしいものを食べたいということでしょう。しかし、おいしい料理を作るということは、素材、味付け、調理技術、経験知識、センスなど必要項目が多岐にわたり単純なお話ではありません。私たちとしては、客単価5000円の居酒屋として、可能な範囲の素材を、可能な限りの手間暇をかけ、丁寧な仕事を心掛け、よりおいしい料理を作れるよう勉強し、ベストを尽くすことを目指しています。
もちろん未経験者の方には、包丁の使い方から、素材の処理の仕方、それぞれの作業に意味を丁寧に教えますし、習得度合いに応じてそれぞれのペースで幅を広げていきます。
正直、全員が同じ料理を作ることは難しく、一人の料理人がすべての味・盛り付けに責任を持っている店ではありません。むしろ、我々の料理という軸をブラさない範囲で、時には誰かが始めたアイディアを共有したり、改善点を指摘しあったりすることで進化していき、ノウハウが蓄積していくことを理想としています。おいしい料理を作りたいという向上心が求められているのです。
身に付くスキル
- 包丁さばき
- 盛り付け技術
- 日本酒の知識
- 魚の知識
- サービスマナー
- 店舗運営
- メニュー開発
お店の採用担当者からのメッセージ
魚と日本酒の居酒屋を2004年から恵比寿、麻布、仙台でやってきました。2022年11月から神保町で中華と日本酒の新店をオープン。
<沿革>
我々は2004年に、魚と日本酒を2本柱として恵比寿に魚BAR一歩を開店しました。カウンター中心の小さい店ですが、アットホームな雰囲気を気に入っていただいたお客さんのご愛顧もあってリーマンショックや東北の震災などを乗り越え、2012年に麻布十番店を出店しました。
麻布十番店は、マンションの一室のような入りづらいお店ではありますが、恵比寿店同様カウンターに囲まれたオープンキッチンのお店で、店の人間とお客さんの距離が近い店でもあります。社員の頑張りもあり、なんとか軌道に乗せ2016年には、私の地元である仙台に出店しました。
コロナ禍で計画はずれ込みましたが、2022年11月に永らく中華料理を修行してきた従業員を中心に中華業態の新店を出店しました。
<独立>
この間、独立していった中核メンバーもいました。やはり飲食店業界は野心的であればあるほど、「独立」という夢を持つものだと思います。経営側としては、優秀であればあるほど末永く一緒に仕事をしていきたいと思うものですが、私が彼ら同様、独立してこの道に入ってきた以上、彼らのチャレンジを応援しないわけにはいかなかったのも事実です。
ただ、今後も従業員に長く働いてもらえる魅力ある職場にするためには、私自身、一層の努力が必要だと考えております。
<縦割>
雇用ということについては、これまで、お客さんの満足度を上げるには、「働く従業員が生き生きと仕事できるようにすること」が店の活力や魅力につながると信じて経営をしてきました。また、18年営業していると、私を含め我々も歳を取るわけで、10年後、20年先を考えた場合、若い人のパワーをどんどん投入しなければいけないとも考えております。
現在、我々の年代別の人員構成は、50代1名、40代6名、30代2名、20代2名(男性7名、女性4名)、その他にフリーター・学生などのバイトでなっており、決して若手中心のチームとは言えません。それだけに若手のパワーが必要だと切実に感じております。
まだまだ小さい会社のため、体系だった教育システムができているわけではありませんが、職人気質の職場でもないため、若い人にはどんどん仕事を覚えてもらって全員に全てのポジションをできるようになってもらうことを求めていますし、キッチン/ホールの縦割り意識がないチームとなっております。